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縮小社会での取り組み

村林 正次(㈱価値総合研究所)

私からは改めて幅広に縮小社会に於いて必要とされる取り組みについてお話します。
縮小社会は100年かけて増えた人口が100年かけて減る社会です。量的には非常に激減しますが、同時に質的にも大きな問題で、質のリストラクチャリング(事業の再構築、事業構造の変革を行なうこと)、リ・デザインをする所に大きな課題があると思います。すべての分野でこれから縮小社会の取り組みが必要ですが、ここでは住まいとまちづくりに関するデザイン/リ・デザインについて、話題提供します。
初めに、地方のリ・デザインです。30年の間、国土計画はほとんど地方活性化を目指してきたと思います。 なぜ、今、改め地方創生が騒がれるのは縮小社会が目前に迫ったため、あっという間に危機意識が高まったためでしょう。今回の地方創生の対応が今までと違うのは人口の算定モデルや経済の地域循環が必要だと、地域でも操作できるように地域モデルを配っていることです。

講演録