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シェアする暮らしのデザイン−実践者の立場から

丁志映 (千葉大学 建築・都市科学専攻 助教)

千葉大のチョン・ジヨンです。私からは実践者の立場から、シェアする暮らしのデザインについて発表します。日本の場合、核家族から単身世帯へと変化しつつある状態の中、2030年には、4割位単身世帯になる社会が予想されています。総務省の2010年度の国勢調査では、東京都はすでに45.9%が単身世帯です。そのような中、テレビやドラマや雑誌、新聞等でシェアハウスが注目されています。私は、本や学術論文等で、特に都心部を中心に「一つの家屋(または棟)または居室を非縁故関係の複数の人々が共有し生活する住まい」を【シェア居住】と定義しています。居住者たちがリビングや台所等を共同で利用する暮らしです。最近、様々なタイプのシェアハウスが登場しています。

講演録