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福祉マンション

概要

高齢になって多少身体的に不自由が生じても、社会とかかわりつつ最後まで自分らしく生きようとする人が暮らす共同住宅。 「福祉マンション」とは、(1)参加(居住者が住まい方・暮らし方を共につくる) (2)共同(住まいにおいて食事、健康管理など共有空間や活動がある) (3)福祉(居住者による相互扶助と第3者による支援の仕組みがある)マンションをつくるためは、時代の要請を受けて、福祉マンションの建設構想からかかわり、居住者の立場から提言し、中心的な入居希望者をコーディネートしている。

これまでの流れ、実績

(株)生活科学運営が実践してきた入居者参加型住宅建設による有料老人ホームのうち、1999年以降、NPO福祉マンションをつくる会が関与して完成した16のハウスを「福祉マンション」とした。近年、高齢者住宅の多様化とコミュニティ重視の視点から小規模型、多世代型、賃貸型も含め、2011年5月現在16棟、居室数は1,068戸となる。

入居者または住人の特徴

概ね60歳以上の高齢者。終末期まで住み続けることを想定し、普通の市民として暮らす。病気などでサポートがほしい時にはいろいろな生活支援サービスがあり、24時間介護の手が必要になった場合には介護居室へ移る仕組みがあることが安心、とする方が多い。

立地の特徴

首都圏、中部圏、関西圏の都市型が15と伊豆市にカントリー型をつくってきた。いずれも地域社会との連携が多チャンネルにあることが条件。

暮らしの特徴

(1)入居者と介護者(スタッフ)によるハウス内コミュニティ、(2)地域コミュニティの一員としてのハウス運営、(3)地域福祉の拠点の一つとしてのハウス事業、のそれぞれが参加型ハウス運営に関わっている。入居者はお互いの健康を気遣い、近隣地域とは、入居者、スタッフともども地域社会との接点を広げながら日々を過ごす。

建設の目的やテーマ

「福祉マンション(共生型住まい)建設」を時代の要請と受け止め、高齢者の生き方・暮らし方・住まい方づくりの運動化する。福祉マンションづくりに参加する過程で、会員個人のニーズを共同のニーズに組み替え、共生の住まい手コミュニティになってゆくこと

建物の特徴

1.ユニバーサル設計を基本とし、フロント機能、福祉機能を持つ。
2.居住部分としては、お元気(自立)の方はライフフロアー、介護支援の必要な方はシニアフロアーに入居者居室(戸室)がある。
3.共有スペースとして共同の食堂と浴場、一時介護室がある。
4.コミュニティスペースとしては、集会室、談話コーナーなどがある。

所有や権利の特徴

1.分譲方式  2.利用権方式  3.賃貸方式

事業者または企画者の特徴

ハード建設に対して、入居する住まい手とサービスを提供するスタッフ、そして地域社会

リンク先

http://www.fukushi-m.jp/mansion/

事例
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